【佐倉 塾】英検に級が新設!

query_builder 2023/10/14
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こんにちは! 佐倉高校生専門塾BROUTEの青木です。  


英検に関する新情報です。

新しい級が設定されるようですので、その概要を書きたいと思います。


英検に級が新設

現行の英検

現在の英検の級は、レベルが低い順に

・5級

・4級

・3級

・準2級

・2級

・準1級

・1級

となっています。  


ここで、3級までが主に中学範囲で、3級が「中学卒業程度」、2級までが主に高校範囲で、2級が「高校卒業程度」というように難易度が設定されています。


新級の設定案

現状の準2級と2級の間に新しい級が新設されるようです。

名称は未定のようですが、従来の名称と混同しないようなものがいいですね。

現状は準2級が「高校中級程度」、2級が「高校卒業程度」となっていますので、新2級は「高校2年生程度」の難易度になるかと思います。


新級設定の理由

英検協会が公表している理由としては、

「取得年月を考慮して適切な目標設定をするため」

とのことです。


英検協会が公表しているデータによると、5級から準2級までは、ほぼ1年ごとに進級できているが、準2級から2級までは1年半かかっているとのこと。

準2級から2級の間には高い壁があり、取得に費やす期間が長すぎると、適切な目標設定になっていないのではないか、ということです。

そこで、準2級と2級の間に級を新設して、短期的な目標設定を作ることが狙いのようです。


学習内容として

実際の学習内容としては、確かに準2級と2級の間の壁は高いと思います。


英検で得点するには、文法よりも、単語や熟語といった「語彙力」を高める方が適しています。

すると、高校受験を終えたばかりで、高校範囲の英文法を習っていない人でも、準2級は単語力を磨けば受かる可能性があるのです。

また、ライティングは文法よりも内容が重視されているため、やはり単語力がものを言います。


それに対して2級は、単語のレベルも高く、英文読解も長いです。

文法はそれほど重視されていませんが、ライティングで論理的な文章を書くためには、基本的な文法事項は不可欠です。

総じて、単語や長文読解に関して、高校の授業や受験勉強などで多くの「演習」を重ねた人でないと、時間内に解き切るのが難しく、相応の英語力が必要です。


そう考えると、準2級と2級の間に級を新設して、短期的な目標設定を作るというのは理に適っていると思います。巷では、英検協会が儲けるために級を新設した、などと批判の声もあるようですが、多くの高校生からは需要があると思います。


佐倉高校の生徒にとっては

ただ実際のところ、佐倉高校に通う生徒にとっては、それほど大きな利益にはならないと思います。

なぜならもっと上の級を目指せるからです。


英検2級の長文読解よりも、共通テストの長文読解の方が遥かにレベルが高く、文章量も多いです。リスニングも同様に、英検2級よりも共通テストの方が難しいです。

共通テストで9割を狙うような佐倉高校の生徒にとっては、英検2級レベルは大抵の生徒が取得していますし、準1級を目指す生徒もいます。

2級より下のレベルの級が新設されても、受ける機会は少ないかと思います。


情報を集めて有利に受験を

あまり大きな利益はないかもしれませんが、英検が大学入試に利用できることは、今後も変わらないと思います。

2級や準1級を取得していることで、得点換算や加点などがあり、大学受験を有利に進めることができます。

新設される級も含めて、高いレベルの級を取得できるように頑張っていきましょう!


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佐倉高校生専門塾 BROUTE

住所:千葉県佐倉市鍋山町36-16

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