【佐倉 塾】浪人したら学力は伸びる?1

query_builder 2023/07/24
大学入試トピックス 進路情報 塾長ブログ

こんにちは! 佐倉高校生専門塾BROUTEの青木です。  


前回に引き続き、浪人について書こうと思います。

浪人した場合に、どれくらい学力は伸びるのでしょうか?その実態と理由について書こうと思います。

大学の志望校を考える上で参考にしてみてはいかがでしょうか?

浪人して学力は伸びる?

浪人する人は、現役時代に受からなかったレベルの大学に再挑戦するわけですが、果たして翌年無事に合格できるのでしょうか?

浪人ということについて、現役高校生が考えていることは、ほぼこれに尽きると思います。

「翌年無事に合格できるか」ということが一番の不安要素ではないでしょうか。


「1年間さらに勉強し続けるのは大変じゃないか?」

「頑張った末に無事合格できるのだろうか?」

「合格できるなら目指す大学に入るために頑張りたい。」

「もう1年間やっても合格できないんなら、多少レベルは低くても現役にこだわった方がいいのかな?」

このような思いがあることでしょう。


また、浪人するための費用も考慮すべきことです。

入試に必要な受験料や、1年間の予備校・塾の費用は、多くの人が親御さんに出してもらっていると思います。100万円を超えるこれらの費用を出す価値があるのかどうか、学力の伸びが判断材料になります。


浪人生の生活

浪人となった人は、大手の予備校に入って勉強していく人が多いと思います。

大手の予備校では通常、浪人生のための時間割を設けていて、高校と同じように午前から授業が設定されています。志望校ごとに分かれた授業コースを選んで設定していくケースが多いですね。

浪人生用の校舎は、朝8:30から夜22:00まで開校していることが多く、予備校の授業も含めて1日13時間くらい、勉強時間として確保できます。


高校と比べると...

浪人生としての予備校の時間割は、高校と比べると遥かに効率的です。

言うまでもないことですが、予備校は大学受験だけを目的としていて、高校は大学受験だけではなく、学校としての人間教育を目的としているからです。


例えば、高校では大学受験に使わない科目も授業があると思います。特に私立大学志望の場合は、科目数が少ないため、このようなことはよく起こりますね。

高校の制度やレベルによっても違いますが、高校3年生でも受験に使わない科目が必修で設定されていると思います。他には体育などの必修の副教科授業や、ホームルームや終業式などの時間も割かれてしまいますね。

こういった高校の時間割と比べると、予備校の時間割は遥かに効率的で、1年間しっかり勉強できれば簡単に学力を伸ばせそうな気がしてきます。


しかし、実際はそう上手くはいかないものです。


浪人して大きく学力を伸ばせるのは3分の1

実は、1年間浪人した場合に、現役のときよりも大きく学力を伸ばせる人は、浪人生全体のうち3分の1くらいだと言われています。


・大きく学力を伸ばせる人        :3分の1

・少しだけ伸ばせるかほとんど伸ばせない人:3分の1

・現役時代よりも下がる人        :3分の1


1年間頑張った人でも、このような結果になるのです。


大学の例

大学のレベルを例に考えてみます。

例えば現役のときにMARCHを目指して受験したとしましょう。そのときに模試でC判定だった第一志望の大学に不合格だったとします。翌年1年間浪人後、どうなるかというものです。

浪人する人の3分の1はしっかり努力し、大きく学力を伸ばします。現役時代にMARCH志望だった生徒は、浪人して早慶レベルに合格します。

次の3分の1は現役時代に少しプラスです。現役時代にC判定だったものが、浪人時にB判定になります。

残りの3分の1は現役時代よりも下がります。MARCHの合格を目指して浪人したものの、模試の成績は下がるばかりで、MARCHは合格できず日東駒専レベルに進学する人も多くいます。


なぜそうなってしまうのか。その理由は4つあります。

次回の記事に続きます。


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佐倉高校生専門塾 BROUTE

住所:千葉県佐倉市鍋山町36-16

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