【佐倉　塾】大学”校”紹介③　（≠大学） | 佐倉の大学受験なら佐倉高校生専門塾 BROUTE | ブログ

管轄：気象庁

キャンパス場所：千葉県柏市

募集人数：約15人

気象大学校は、気象庁の幹部職員の養成を目的とする学校です。

一般的な大学の「学部課程」に該当する「大学部」は、気象業務に必要な基礎、専門学術・技術、一般教養を行う教育課程（153単位以上）と、気象業務の基礎となる観測や実習などを行う特修課程（500時間以上）があります。

＜教育課程＞

・教養（人文科学、社会科学、第1外国語、第2外国語）

・基礎（数学、物理学、化学、情報学）

・専門（気象学、地震火山学、地球環境科学、セミナー、卒業研究）

・特修課程（業務論、防災論、演習、実習）

卒業後は気象庁の職員となります。

大気・降雨・風・波・紫外線などの自然現象の観測とデータ収集・予報に携わります。

学生の身分は、一般職の「国家公務員」です。そのため、「学費」は徴収されず、給与が支払われます。

気象大学校の受験は、1次試験と2次試験に分かれています。

1次試験は、英語・数学・物理の学科試験、基礎能力試験、作文試験、

2次試験は面接と身体検査の試験です。

レベル：偏差値67.5程度。

　　　　東大（理科二類）と同じくらいです。

管轄：厚生労働省

キャンパス場所：東京都清瀬市

募集人数：約100人

学部・学科 看護学科のみ

国立看護大学校は、国立高度専門医療研究センターの看護職を養成する看護師課程として設立され、日本の看護基礎教育のモデル校として位置づけられています。

一般的な大学の看護学部の学生が学ぶ内容に加えて、国がになうべき医療としての「政策医療」も学びます。

具体的には、がん、循環器病、精神疾患、成育医療、国際医療協力、国際的感染症等があります。

卒業後は、当大学校の設置機関である、国立高度専門医療研究センターに就職します。

国立高度専門医療研究センターの施設としては、

・国立国際医療研究センター病院

・国立がん研究センター中央病院

・国立循環器病研究センター

・国立精神・神経医療研究センター

などがあり、これらの場所で働きます。

入試は一般入試のみです。

2月の上旬に行われ、国語、数学、英語、理科、面接によって行われます。

他の省庁大学校と比べると、かなり一般的な大学に近い入試です。

レベル：偏差値52.5程度

管轄：水産庁

キャンパス場所：山口県下関市

募集人数：約185人

学部・学科

・水産流通経営学科

・海洋生産管理学科

・海洋機械工学科

・食品科学科

・生物生産学科

卒業後は、６割くらいの学生が就職し、４割くらいの学生が進学します。

進学先は、水産大学校の専攻科（１年間）、研究科（２年間、他大の修士課程に相当）、他大学の水産系の大学院が主です。

専攻科、研究科卒業後はほとんどの学生が就職します。

就職先は、水産関連公務員、水産関連企業がほとんどです。

・水産関連公務員：国土交通省、水産庁、地方公務員、各種漁業団体・漁業組合　など

・水産関連企業　：日本水産、ニチレイ、魚力、うおいち、日本郵船、商船三井　など

推薦入試と一般入試があります。

一般入試は2月の上旬に行われ、数学、英語、理科によって行われます。

他の省庁大学校と比べると、かなり一般的な大学に近い入試です。

レベル：偏差値42.5～52.5程度

管轄：厚生労働省

キャンパス場所：東京都小平市

募集人数：約80人

学部・学科

機械専攻、電気専攻、電子情報専攻、建築専攻

一般的な大学の工学部に近い内容を学習し、それに加えて職業訓練も行われます。

この大学校の理念は、「ものづくり」と「人づくり」。

「ものづくり」では、「科学・技術・技能の融合」を最重要視しています。「ものづくり」を人に伝え、次世代を担う人材育成に当たるための教育訓練が「人づくり」です。

卒業後は、約半数が職業訓練指導員として就職し、もう半数が一般企業に就職します。

４年連続就職率100％の実績です。

推薦入試と一般入試があります。

一般入試は2月の上旬に行われ、数学、英語、理科によって行われます。

他の省庁大学校と比べると、かなり一般的な大学に近い入試です。

レベル：偏差値37.5～42.5程度

ここまでの記事で、大学校について紹介しました。 普通の大学とは違い、各学校で大きな特色があります。

将来のなりたい職業が決まっていて、その道の途中に大学校の合うものがあれば、選択肢の一つになると思います。