【佐倉　塾】高校生なら新書を読もう | 佐倉の大学受験なら佐倉高校生専門塾 BROUTE | ブログ

「新書」とは、「教養的な解説や評論が書かれた本」のことです。

通常、B6判よりも少し大きく、片手で広げられるくらいのサイズの本です。

「新しく出版された書物」のことではありません。読んで字の如く、というわけではないのです。

一般的な認識としては、各出版社から「○○新書」というようなレーベルで出されているものが新書です。書店でも必ず新書コーナーが設置されていて、各出版社の新書が置かれています。

新書に書かれている内容は、基本的には意見文や評論です。

特定のテーマについて、解説を交えながら意見文として書かれている形式がほとんどです。大学入試で出題される評論も、多くは新書から抜粋されています。

ここで、これまでに発行部数が多いもの（＝人気があり、よく売れた本）を紹介します。

近年の新書のうち、年間の発行部数が多いものを年ごとに抽出してまとめてみました。（発行部数はトーハン調べ）

高校生の皆さんにとっては、新書は馴染みがないかもしれませんが、タイトルを知っているものや書店で見たことがある本もあったのではないでしょうか。

また、著者に注目してみると、テレビでよく見る有名な人も新書を出していますね。

新書を読むべき理由の１つ目は、「教養が身につく」ことです。

新書に書かれている内容は、基本的には意見文や評論です。それらを読み、本の内容について自分で考えることで、教養が深まります。

特に、大学進学を考えている高校生は読むべきだと思います。

大学は専門的なことを学ぶのはもちろんですが、教養を深める場所でもあります。教養ある大人になるために、新書を読んで社会について学んでいきましょう。

新書を読むべき理由の２つ目は、「大学入試に備えて、評論に慣れる」ことです。

大学入試の現代文は、新書として出版されているような評論から抜粋して出題されています。普段から新書を読んでいれば、硬い表現の多い文章に慣れることができると思います。

評論には独特の言葉が使われていることがあります。受験に備えて語彙力を上げていきましょう。

上に挙げたような作品は、とても有名なので入試問題に出されることはほぼないと思いますが、入試問題に出題されやすい評論家や文筆家は多くいます。

高校生の皆さん、ぜひ新書を読んでみましょう！

上に挙げたものはベストセラーとなっているものも多く、読みやすい内容だと思います。

一番いい方法は、書店の新書コーナーに行き、タイトルを見ながら自分の興味が湧く本を探してみることですね。興味を持って選んだ本はしっかり読めると思います。

読書を通して教養を深めてみてはいかがでしょうか？