【佐倉 塾】発音問題のコツ

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勉強法コラム 塾長ブログ

こんにちは! 佐倉高校生専門塾BROUTEの青木です。  


今回は英語の発音問題について書きたいと思います。

英語の発音問題は、大学の主に文学部系や国際学部系の一般入試で出題されます。従来はセンター試験でも出題されていましたが、共通テストになってから出題されなくなりました。

英検では、発音の問題としては出題されませんが、同じ内容を面接試験で採点されます。今後も役立つ内容なので、ぜひご覧ください!


発音問題・アクセント問題

発音・アクセント問題の概要

従来のセンター入試では、毎年発音問題とアクセント問題が出題されていました。そのため、多くの受験生がその対策をしていましたが、共通テストに変わって出題がなくなってからは、一部の大学のみでの出題となっています。

国公立大の2次試験や私立大学の一般入試の英語は、長文読解がメインとなるため、発音・アクセントの出題はあまり多くありません。ただし、国際系の学部や文学部英文学科など、英語を専門的に勉強する学部では、発音・アクセントの出題される大学もあります。


発音のヒント1 有声音・無声音

例題

発音問題を解く上でのコツを2つお伝えします。


一つは有声音・無声音の区別です。


皆さんは次の4つの単語を正しく発音できますか?

「plays」「played」「talked」「desks」

特に、三人称単数のsや複数形のs、過去形のedの発音に注意しましょう。


細かい発音は無視して答えをカタカナで書くと、

「プレイズ」「プレイド」「トークト」「デスクス」です。

「talked」を「トークド」、「desks」を「デスクズ」だと思った人はいませんか?

これは実は明確なルールがあるのです。


有声音・無声音

英語の発音には、有声音・無声音という考え方があります。


「声が有る」と書いて「有声音」。有声音とは、声帯を使って声を出す音のことです。

皆さん、喉に前から手を当てて、「あいうえお」と普通に声を出してみてください。

喉が震えているのが分かりますよね?これが有声音です。


無声音は、息だけの音のことです。

例えば、静かにしてほしいときに「シー」と言うことがありますよね?その音が無声音です。

また、声にしない「ひそひそ声」で先ほどと同様に喉に手を当ててみてください。今度は喉が震えませんね?これが無声音です。


大まかに文字だけでまとめると以下のように分けられます。

有声音:a , i , u , e, o , b , d , g , j , l , m , n , r , v , w , y , z

無声音:c , f , h , k , p , q , s , t , x


もっと大雑把に言ってしまえば、ローマ字で表したときに、

カ行、サ行、タ行、ハ行となる清音のものが無声音、

ガ行、ザ行、ダ行、バ行となる濁音のものや、ナ行、マ行、ヤ行、ワ行など元々濁点がつかないものが有声音です。


発音問題では

英単語の問題に戻ります。

三人称単数のsや複数形のs、過去形のedには、「ス」か「ズ」、「ト」か「ド」とそれぞれ単語ごとに読み方が決まっています。

これらは実は、「前の音が有声音か無声音か」によって決まっているのです。


すぐ前の音が有声音ならば「ズ」「ド」、無声音ならば「ス」「ト」で読まれます。


例を見てみましょう。

「plays」:sの前の音は「y」の「イ」という音です。

yは有声音なので、sは「ズ」

「played」:edの前の音は「y」の「イ」という音です。

yは有声音なので、edは「ド」

「talked」:edの前の音は「k」の「ク」という音です。

kは無声音なので、edは「ト」

「desks」:sの前の音は「k」の「ク」という音です。

kは無声音なので、sは「ス」


発音のヒント2 よくある形

アクセントのルール

アクセントの位置には、ある程度のルールがあります。

もちろん、このルールに当てはまらない例外も多くあるのですが、まず基本のルールを覚えることによって、問題が解きやすくなります。


ルール1<特定のつづりにアクセントがある>

例:-ee, -eer, -oo, -oon

 career, shampoo など


ルール2<特定のつづりの直前の音にアクセントがある>

例:-cial, -tial, -sion, -tion

 artificial, essential, decision, ambition など


このように、あるつづりやその直前にアクセントがある、というようなルールがあるのです。

この基本ルールを覚えることで、問題を解くことができます。

発音問題・アクセント問題の勉強法

発音・アクセントの問題については、やはり問題集での演習につきます。

下記に示すような、文法・語法を学ぶ問題集の中で演習をこなしていきましょう。特に、時間が許す限り、実際の音を聞いて勉強していくのがいいと思います。


『Vingate 英文法・語法』 いいずな書店  第29章、30章

『Next Stage 英文法・語法問題』 桐原書店 第29章、30章


なお、従来の『POWER STAGE』には、発音・アクセントの問題が収録されていましたが、現在販売されている『PEWER STAGE    New Edition』には収録されていません。

まとめ

共通テストでの発音・アクセントの出題がなくなったことで、近年は軽視されていますが、一部の大学では一般入試に出題されていますし、英検などのスピーキング試験では採点項目に入っています。


自分の受験大学や使う試験に合わせて、対策をしていきましょう!

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佐倉高校生専門塾 BROUTE

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